猫の打撲・骨折について|ぶつかった・落ちた・足を痛がる時の基本【QOL南大阪保護猫シェルター】

猫の打撲・骨折について|ぶつかった・落ちた・足を痛がる時に知っておきたい基本
猫が高いところから落ちた、どこかに強くぶつかった、急に足を痛がるようになった時は、とても心配になると思います。
見た目では軽そうに見えても、実際には強い痛みがあったり、骨折や内臓のけがが隠れていたりすることがあります。
特に猫は、不調や痛みを我慢して見せにくいこともあるため、様子を軽く見すぎないことが大切です。
ここでは、猫の打撲や骨折が疑われる時に知っておきたい基本的な考え方を、分かりやすくまとめます。

打撲と骨折は見た目だけで区別しにくいことがあります
猫が足を痛がっている時、それが軽い打撲なのか、もっと重い骨折なのかは、見た目だけでは分かりにくいことがあります。
骨折では、強い痛み、腫れ、足を地面につけられないといった様子が見られることがありますが、打撲や筋肉のけがでも似たように見えることがあります。
そのため、「少しびっこを引いているだけだから大丈夫」と自己判断しすぎないことが大切です。
どんな時に特に注意したい?
次のような時は、打撲だけでなく骨折やほかのけがも考えておきたいところです。
- 高いところから落ちた
- 勢いよく家具や窓、壁にぶつかった
- 足をまったくつかない
- 触ると強く嫌がる
- 腫れや変形がある
- 歩き方が明らかにおかしい
- 呼吸が苦しそう
- 元気や食欲が急に落ちた
落下や強い外傷のあとには、脚だけでなく、顎、胸、お腹、膀胱などのけがが隠れていることもあります。
受診を急ぎたいサイン
特に次のような様子がある時は、早めの受診を強く考えたいです。
- 足を全くつけない
- 明らかな変形がある
- 大きく腫れている
- 強く痛がる
- 呼吸が苦しそう
- ぐったりしている
- 落下や交通事故など大きな外傷があった
また、はっきりした骨折の見た目がなくても、びっこが24時間以上続くなら、相談したほうが安心です。
家で無理に確認しすぎないことが大切です
痛がる場所を確かめようとして、足を何度も曲げたり伸ばしたりするのは避けたいです。
骨折や強い打撲がある場合、無理に触ることで痛みを強めたり、状態を悪化させたりすることがあります。
特に、興奮している猫や強い痛みがある猫は、普段おとなしい子でも急に噛んだり引っかいたりすることがあります。
安全のためにも、必要以上に触らず、落ち着いて受診につなげることが大切です。
動物病院へ連れて行く時の考え方
けがをした猫を運ぶ時は、できるだけ無理に歩かせないことが大切です。
キャリーを使い、できれば取り外せる上ぶたがあるタイプなら、上からそっと入れやすくなります。
体を持ち上げる時は、頭だけでなく、お尻や腰のあたりも支えるようにして、体全体を安定させることが大切です。
無理に立たせたり、痛い足をつかせたりしないよう気をつけましょう。
骨折の確認にはレントゲンが基本です
骨折かどうかをきちんと確認するには、レントゲン検査が基本になります。
見た目や触った感じだけでは、はっきり分からないことが多いためです。
また、落下や外傷では、脚の骨だけでなく、ほかの場所にけががないかもあわせて確認が必要になることがあります。
「少し様子見」で長引かせないことも大切です
軽い打ち身なら自然に楽になることもありますが、明らかな痛みやびっこが続く時は、長く様子見しすぎないことが大切です。
特に猫は痛みを隠しやすいため、見た目より状態が悪いこともあります。
「昨日よりは少し歩くから大丈夫」と安心しすぎず、痛みが残っていないか、食欲や元気が落ちていないかも見ておきたいです。
まとめ
猫がぶつかった、落ちた、足を痛がる時は、打撲だけでなく骨折やほかのけがも考えておくことが大切です。
見た目だけで軽いと決めつけず、強い痛み、足をつけない、腫れ、呼吸の異常、元気消失などがあれば早めに受診を考えましょう。
無理に触りすぎず、無理に歩かせず、落ち着いて安全に動物病院へつなげることが大切です。


