下痢・嘔吐の時はどうする?|様子見と早めに病院へ行く目安【QOL南大阪保護猫シェルター】

下痢・嘔吐の時はどうする?|様子見でよいケースと早めに受診したいケース
猫が下痢をしたり、吐いたりすると、とても心配になると思います。
実際には、一時的な胃腸の不調で落ち着くこともありますが、早めに病院へ行ったほうがよいケースもあります。
特に猫は体調不良を我慢して見せにくいことがあり、見た目より具合が悪いこともあります。
ここでは、下痢や嘔吐がある時に知っておきたい基本的な考え方を、分かりやすくまとめます。

まず大切なのは「元気・食欲・回数」を見ることです
下痢や嘔吐があっても、すぐに重い状態とは限りません。
大切なのは、ただ下痢をした、ただ一度吐いたということだけでなく、元気があるか、食欲があるか、何回続いているかを一緒に見ることです。
猫が普段通りに近い様子なのか、明らかにしんどそうなのかで、考え方はかなり変わってきます。
様子見でよいことがあるケース
次のような場合は、すぐ緊急というより、まず落ち着いて様子を見られることがあります。
- 吐いたのが1回だけ
- 下痢が軽く、一時的
- 元気がある
- 食欲がある
- 水を飲めている
- その後ひどくなっていない
たとえば、急いで食べすぎた、毛玉の影響、ちょっとした胃腸の乱れなどで、一時的に落ち着くこともあります。
ただし、様子見できるのは元気と食欲が保たれていて、繰り返していない時が基本です。
早めに病院へ行きたいケース
次のような場合は、早めに受診を考えたいです。
- 何度も繰り返し吐く
- 下痢が続く
- 食欲が落ちている
- 元気がない、ぐったりしている
- 水もあまり飲めていない
- 吐くのと下痢が同時にある
- 血が混じっている
- 黒っぽい便が出る
- お腹を痛がる
- 子猫や高齢猫である
特に、下痢だけでなく嘔吐も重なっている時は、脱水が進みやすくなるため注意が必要です。
「少し様子を見よう」と引っ張りすぎないことが大切です。
すぐ相談したい緊急寄りのサイン
次のような様子がある時は、できるだけ早く相談したいです。
- 何度も吐き続ける
- 吐きたいのに何も出ない
- 血を吐く
- 血便がある
- 黒くタールのような便が出る
- お腹が張っている、強く痛がる
- 呼吸が苦しそう
- ぐったりして動かない
- 中毒や異物誤飲の可能性がある
こうした場合は、胃腸炎だけでなく、異物、中毒、重い脱水、腹部のトラブルなども考える必要があります。
保護したての猫で下痢がある時は便検査も大切です
保護したてで、まだ一度も便検査をしていない猫に下痢がある場合は、かなりの確率で便の中に寄生虫がいることが疑われます。
特に子猫や保護直後の猫では、見た目が元気そうでも回虫、条虫、コクシジウム、ジアルジアなどが関わっていることがあります。
そのため、保護したての猫で下痢がある時は、まず便検査を実施して確認することが大切です。
単なるお腹の不調と決めつけず、寄生虫の可能性も考えて早めに動くことが安心につながります。
子猫は特に様子見しすぎないことが大切です
子猫は体が小さいため、下痢や嘔吐で体力を落としやすく、脱水にもなりやすいです。
そのため、成猫以上に「少し様子見」が長引かないようにしたいです。
元気そうに見えても、急に悪くなることがありますので、子猫では特に早めの相談が安心につながります。
家で見ておきたいポイント
下痢や嘔吐がある時は、次のような点を見ておくと役立ちます。
- 吐いた回数
- 下痢の回数
- 食欲があるか
- 水を飲めているか
- 元気があるか
- 血が混じっていないか
- 便の色が黒くないか
- 異物を飲んだ可能性がないか
病院へ行く時も、こうした情報があると伝えやすくなります。
異物や中毒の可能性がある時は別です
ひも、羽、スポンジ、ビニール、おもちゃの一部、植物、薬、人の食べ物などを口にした可能性がある時は、単なる胃腸の不調とは分けて考える必要があります。
異物や中毒では、下痢や嘔吐のほかに、よだれ、元気消失、苦しそうな様子が出ることもあります。
心当たりがある時は、様子見しすぎず、早めに相談したいです。
まとめ
下痢や嘔吐があっても、元気と食欲があり、一時的で軽いなら様子を見られることがあります。
一方で、何度も吐く、下痢が続く、食べない、元気がない、血が混じる、黒い便が出るといった場合は、早めに受診を考えることが大切です。
特に子猫や保護したての猫では、寄生虫の可能性も考えて便検査を含めて早めに対応したいです。
異物誤飲や中毒の可能性がある時も、長く様子見しすぎないようにしましょう。


