下痢・嘔吐の時はどうする?|様子見と早めに病院へ行く目安【QOL南大阪保護猫シェルター】

下痢・嘔吐の時はどうする?|様子見と早めに病院へ行く目安【QOL南大阪保護猫シェルター】

下痢・嘔吐の時はどうする?|様子見でよいケースと早めに受診したいケース

猫が下痢をしたり、吐いたりすると、とても心配になると思います。

実際には、一時的な胃腸の不調で落ち着くこともありますが、早めに病院へ行ったほうがよいケースもあります。

特に猫は体調不良を我慢して見せにくいことがあり、見た目より具合が悪いこともあります。

ここでは、下痢や嘔吐がある時に知っておきたい基本的な考え方を、分かりやすくまとめます。

下痢・嘔吐の時はどうする?|様子見と早めに病院へ行く目安を4コマ漫画で説明

まず大切なのは「元気・食欲・回数」を見ることです

下痢や嘔吐があっても、すぐに重い状態とは限りません。

大切なのは、ただ下痢をした、ただ一度吐いたということだけでなく、元気があるか、食欲があるか、何回続いているかを一緒に見ることです。

猫が普段通りに近い様子なのか、明らかにしんどそうなのかで、考え方はかなり変わってきます。


様子見でよいことがあるケース

次のような場合は、すぐ緊急というより、まず落ち着いて様子を見られることがあります。

  • 吐いたのが1回だけ
  • 下痢が軽く、一時的
  • 元気がある
  • 食欲がある
  • 水を飲めている
  • その後ひどくなっていない

たとえば、急いで食べすぎた、毛玉の影響、ちょっとした胃腸の乱れなどで、一時的に落ち着くこともあります。

ただし、様子見できるのは元気と食欲が保たれていて、繰り返していない時が基本です。


早めに病院へ行きたいケース

次のような場合は、早めに受診を考えたいです。

  • 何度も繰り返し吐く
  • 下痢が続く
  • 食欲が落ちている
  • 元気がない、ぐったりしている
  • 水もあまり飲めていない
  • 吐くのと下痢が同時にある
  • 血が混じっている
  • 黒っぽい便が出る
  • お腹を痛がる
  • 子猫や高齢猫である

特に、下痢だけでなく嘔吐も重なっている時は、脱水が進みやすくなるため注意が必要です。

「少し様子を見よう」と引っ張りすぎないことが大切です。


すぐ相談したい緊急寄りのサイン

次のような様子がある時は、できるだけ早く相談したいです。

  • 何度も吐き続ける
  • 吐きたいのに何も出ない
  • 血を吐く
  • 血便がある
  • 黒くタールのような便が出る
  • お腹が張っている、強く痛がる
  • 呼吸が苦しそう
  • ぐったりして動かない
  • 中毒や異物誤飲の可能性がある

こうした場合は、胃腸炎だけでなく、異物、中毒、重い脱水、腹部のトラブルなども考える必要があります。


保護したての猫で下痢がある時は便検査も大切です

保護したてで、まだ一度も便検査をしていない猫に下痢がある場合は、かなりの確率で便の中に寄生虫がいることが疑われます。

特に子猫や保護直後の猫では、見た目が元気そうでも回虫、条虫、コクシジウム、ジアルジアなどが関わっていることがあります。

そのため、保護したての猫で下痢がある時は、まず便検査を実施して確認することが大切です。

単なるお腹の不調と決めつけず、寄生虫の可能性も考えて早めに動くことが安心につながります。


子猫は特に様子見しすぎないことが大切です

子猫は体が小さいため、下痢や嘔吐で体力を落としやすく、脱水にもなりやすいです。

そのため、成猫以上に「少し様子見」が長引かないようにしたいです。

元気そうに見えても、急に悪くなることがありますので、子猫では特に早めの相談が安心につながります。


家で見ておきたいポイント

下痢や嘔吐がある時は、次のような点を見ておくと役立ちます。

  • 吐いた回数
  • 下痢の回数
  • 食欲があるか
  • 水を飲めているか
  • 元気があるか
  • 血が混じっていないか
  • 便の色が黒くないか
  • 異物を飲んだ可能性がないか

病院へ行く時も、こうした情報があると伝えやすくなります。


異物や中毒の可能性がある時は別です

ひも、羽、スポンジ、ビニール、おもちゃの一部、植物、薬、人の食べ物などを口にした可能性がある時は、単なる胃腸の不調とは分けて考える必要があります。

異物や中毒では、下痢や嘔吐のほかに、よだれ、元気消失、苦しそうな様子が出ることもあります。

心当たりがある時は、様子見しすぎず、早めに相談したいです。


まとめ

下痢や嘔吐があっても、元気と食欲があり、一時的で軽いなら様子を見られることがあります。

一方で、何度も吐く、下痢が続く、食べない、元気がない、血が混じる、黒い便が出るといった場合は、早めに受診を考えることが大切です。

特に子猫や保護したての猫では、寄生虫の可能性も考えて便検査を含めて早めに対応したいです。

異物誤飲や中毒の可能性がある時も、長く様子見しすぎないようにしましょう。


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